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CCC美濃'26 / 手で選んだカップ

3月20日
読了時間: 3分

岐阜県美濃地方では3年ぶりの出展となりました。お運びいただいたみなさま、大変ありがとうございました。


今回は実演一切なし、初めての経験でした。

いつもは制作をしながら出展している、ような感じですが、時々手が余り、困ること多々。

アイドルタイムは近隣ブースの作家さんと話が弾み、勉強になったことが沢山ありました。

陶磁器のまち東濃のイベントなので、陶磁器作家さんに囲まれ目も楽しく。同じ土の作品でも、釉薬や焼き方などでまったく違う作品になる、その表現技法の幅広さを改めて感じました。


わたしの真後ろのブースで出展をしていた、スペイン出身のロサ。テーブルの上には青、赤、黄色など、鮮やかな作品の数々。釉薬には金属粉を混ぜているそうで、普段木目しか見ていないわたしの目にはとてもとても眩く見えました。

手で包み込むように持ちたくなる、やさしいフォルムのカップをお迎えしたいと思い、10点ほどの中から選ばせてもらいました。合間合間に、トータル数時間かけて。


いつもは迷わず青系を選ぶけれど、何か違う色が呼んでいる気がして 「ロサの育った場所のイメージは何色?」と聞いたところ、「赤かなー?」ということで彼女の印象にもリンクしている赤系の作品2点に絞り、最終的には持ち心地で決めました。所々にトルコブルーの見える作品、存在しているだけで光を放ちます。


過去にも何度か手にぴったりでずっと持っていたくなるうつわに出逢っているのだけれど、その時には必ず作家さんの手を見せてもらいます。そして掌を合わせてみると、長さがほぼ同じ。同じサイズ感の手から生まれた作品だから持ち心地が良いのだと、わたしは思っています。

これは自分の作品にも言えることで、使い手のみなさんと掌を合わせることも珍しいことではありません。


スプーン選びは手の長さが重要なポイントのひとつになるので、手の付け根〜中指先までの長さが17センチ前後の方にはわたしの作品は手に馴染みやすいはずです。


わたしの行動範囲の狭さから、なかなか遠方では叶わないのですが、できることなら直接お手にとって、重さ・太さ・薄さ・角度や重心など、さまざまな視点でご覧いただきたいと思います。



話が脱線してしまいましたが、赤く魅力的なフォルムのカップは縁に口を当てた瞬間にも驚きが。キラキラと滑らかな表面に下唇を優しく支えてもらっているような感触でとても飲みやすいし、飲み物を入れて重くなっても指に食い込まず、さまざまな持ち方に添う持ち手。そしてたっぷりと入るサイズ感(たくさん飲みたいので大切)でも軽やか。


コーヒーのひとときが待ち遠しくなる、素敵な作品との出逢いでした。



 
 
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All hand-carved spoons made of greenwood
by MARIKO KAWABATA
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